Freno
以前より、電子メモや電子ノートのようなデバイスを使うのが好きで、いろいろと使ってきましたが、電子ペーパーを採用した小サイズの手書きメモデバイスを製作するとのことで、クラウドファンディングサイトのMakuakeから支援していました。
ひとことでいうと、ペンを使って手書きでメモるやつです。
簡単なレビュー
- 電子ペーパーデバイスはいろいろあるが、コンパクトにまとまった製品仕様
- Wi-Fi対応でDropboxに保存ができる
- 本体保存容量は32GB、しかもmicroSDカードにも対応
- 充電端子がUSB type C
シャープ製電子ノート WG-S30と比較して
今までは、
液晶の電子ノートを使用していました。
この電子ノートは小型軽量かつ、恐るべきバッテリー持続時間を誇り、メモ書きについてはかなり使いやすかったのですが、画面が暗いのと、保存したノートをPCに転送するのが手間というのがやや難点でした。
画面の比較
画面にバックライトがついていない割り切りは、バッテリー持続時間のために理解できるのですが、液晶の性質なのか、タッチパネル層があるからなのか、かなり明るい状態でも暗いと感じる人が多いと思います。
フリーノは電子ペーパーなので、ほぼ紙同様の視認性がありました。
電源をONにして、適当な線を引いてみます。
それほど明るくはない机上ですが、本を読んだり字を書くのには支障の無い部屋の明るさです。
WG-S30は真っ暗に見えますが、これでも肉眼で見ると字は見えますが、地の色が違いすぎるので、視認性の違いは概ねこの写真の通りです。
机の照明をつけてみます。
このくらい明るくなると、カメラでも映るようになります。フリーノのほうは、おまけでついてきた液晶保護フィルムを貼っていますが、フィルムが無くても反射は抑えられていました。
いつも明るい机の上でメモを取るわけではなく、持ち出して、外出先や屋外でも記入するので、この見やすさはありがたいです。
さらに、フリーノはフロントライトも搭載しています(文字を書く環境では、使わなくても十分なほどです)
記入の比較
両機ともタッチパネルを搭載していて、フリーハンドで文字や線を引けますし、ノートの背景に方眼や罫線を呼び出すことができます。
大きな違いは、フリーノは文字記入については、ペン入力しか対応しない点です。
指での記入に対応しないのは一見不便なようですが、これがとても使いやすい点だったのです。
文字を書くとき、ペンを持った手が画面に触れることがよくあります。この時、手に反応して線が飛んでしまうことが、特に走り書きをするときに不便でした。
これが起こらないだけで記入のストレスが激減しています。
バッテリー持続時間
フリーノは公称1週間程度とのことです。スリープに入らない状態があったようで、実際に1週間持つかは試せていません。WG-S30は公称30日ですが、使用頻度によってはそれ以上充電無しで使えます。
以前、バッテリーが長持ちしすぎて、充電のことを忘れると書いたことがありますが、それほど圧倒的です。